東流西流

「東流西流」連載記事一覧

2010年11〜12月に山口新聞の随筆 『東流西流』に掲載された、僕の思いが詰まったエッセーです。 連載1 (2010.11.4):脱サラ連載2 (2010.11.11):初たんぼ連載3 (2010.11.18):田んぼアート(1)連載4 (2010.11.25):田んぼアート(2)連載5 (2010.12.2):…

環境保護は誰のため?

今年、我が町で町長選挙に挑戦した若者がいた。松村文彦さん、31歳だ。当選には及ばなかったものの、多くの票を集めた彼の政策提言には、ある特徴があった。持続可能な町、自然と共生する町を目指すというのだ。この思想は彼が開催しているイベントにも現…

最近の若い人達

最近、農業が人気という話をよく聞く。定年後に始める人だけでなく若い人にも人気のようだ。僕が子供の頃は、よりいい学校に進学し、よりいい企業に就職する事をみんな目指していた。農業などの第一次産業は、親の後継ぎか、上を目指せない人がするものだと…

食べ物の値段

初めてスーパーマーケットで自分の名前のイチジクを発見した時、思わず記念写真を撮った。しかし値段を見てふと考えた。こんなに高いフルーツ、僕なら買わないだろう。しかしこれが安かったら僕の収入もそれだけ低いという事になる。県外の安いイチジクを見…

イチジク栽培

田布施は県内一のイチジク産地だ。なのに僕はイチジクを食べた記憶がなかった。そんな僕がイチジクの栽培を始めたのは、たまたま話が回ってきたからだ。作り手がいなくなった所を引き継ぐという話だ。イチジク栽培大学という講習会があるので経験も不要。 田…

有機栽培

僕が田んぼを始める時、農家の人から「有機栽培でやるのは大変だぞ〜」と言われていた。有機栽培は、有機物つまり(主に)生物由来の肥料等で栽培する方法だ。法律上は化学肥料や化学農薬を使わなければ有機栽培と定義されている。 僕が始めた田んぼは3ヶ所…

田んぼアート(2)

初田んぼにして初田んぼアート。図面を作ってみると、アートの大きさが60メートル以上になる。こりゃあ少々じゃない。全体が見渡せなくてもアートを描けるよう、田んぼに目安となるひもを方眼状に張ることにした。 田植えはかなり手間だ。まずベースの稲を…

田んぼアート(1)

田布施には田んぼに絵が浮かび上がる「田んぼアート」がある。その田んぼを作っている人に、田んぼ仲間の紹介で会うことになった。 「百姓・木村」と名乗っているその方は、小中学生と一緒に田んぼアートを制作されていて、さらにアイガモ農法など農薬を使わ…

初たんぼ

田んぼをやろうと思ったのは、やっぱり主食だし、生きるために一番必要な力だと思ったからだ。田んぼは本格的な農家でないとできないイメージがあったので、できるようになれたらいいなあという憧れも抱いていた。そんな時、知り合いから一緒に田んぼをやら…

脱サラ

やりたい事があって会社を辞めた「かっこいい」脱サラではなかったのだが、今はもうサラリーマンに戻るつもりはなくなってしまった。辞めた後に山口県内で出会ったいろいろな人たちが僕の価値観をガラッと変えたのだ。 その人たちは農業をはじめとしていろい…

随筆家デビュー

そんな大げさなモンじゃないですが…。縁あって山口新聞の随筆『東流西流』を書く事になりました。 一般の人(と言っても色々肩書きが付いた人が多い)が14人、日替わりで書いていきます。僕は木曜担当。期間は11月・12月の2ヶ月間。 これはきっとチャンスだ…