へんくう農業日記

こだわり農業の記録

12.だっこく

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稲から実をこぎ取る作業を「脱穀」(だっこく)または「稲こぎ」と言います。
はぜかけした稲のみ、この工程を個別に行なう事になります。
手刈りと機械刈り(コンバイン)の工程を比較すると以下の様になります。
・手刈り  : (1)稲刈り → (2)はぜかけ自然乾燥 → (3)脱穀 → (4)籾摺り
・機械刈り : (1)稲刈り・脱穀 → (2)機械乾燥・籾摺り

ここでは、はぜかけした稲の脱穀作業を紹介します。
今シーズンは黒米・赤米・緑米をはぜかけで3〜5週間ほど干しました。
天気が良ければ1週間でも乾くんですが、今年は忙しかった事もあり長くなりました。

ハーベスター
直訳すれば収穫機ですが、要するに脱穀機です。稲を機械の中に突っ込むと、米が袋に溜まり、わらが排出されます。
写真は父。今年は時に僕以上に!?働いてくれました。本当にお世話になりました。
【作業の様子】
なる*1に沿ってこぎながら進んでいきます。
わらは肥料として田んぼにまきます。カッターが付いているハーベスターなら自動で切り刻んで散らしてくれるんですが、付いていないので手作業で散らしました。
【収穫した赤米】
このように籾*2が付いた状態で収穫されます。
ここで来年の種にする分を取っておき、食べる分は次の工程に進みます。

次はもみすりです。

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*1:なる:稲を干している竹ざお

*2:籾(もみ):殻がついた状態の米