へんくう農業日記

こだわり農業の記録

[県議選]原発に対する各候補の考え(周南・光・熊毛・柳井・大島)

上関原発計画がある山口県では、予定地周辺を中心に原発問題が県議選の大きな争点となっています。新聞各社のアンケートや記事を抜粋して掲載しました。
県議選 立候補者アンケート
【設問】上関原発計画の賛否・理由(日刊新周南 2011.4.5〜6)

周南市(定数5-7)
小坂 玲子 59 無新
 安全神話はすべて崩れ去り、ゼロからの見直しが必要。上関原発は白紙と考える。
友広 巌 54 自現(1) 当選
 原則として電源立地計画は安全確保を大前提に国および事業者の責任で行なわれるべき。平成13年4月に知事は6分野21項目の意見を国に提出しているが、どこまでも安全確保を大前提にしている。
今倉 一勝 35 民現(1)
 事故は決してあってはならない。今回の教訓を踏まえ、計画について国や県に万全な対応を強く求めていく。
戸倉 多香子 51 民新 当選
 全国の原発施設への安全基準の見直しと総点検を国、県に求めていく。特に女性として乳児に安心してお乳やミルクのやれない状況を二度とおこさない決意で臨みたい。
上岡 康彦 50 公現(2) 当選
  現時において計画推進は望ましくない。
河村 敏夫 71 自現(3) 当選
 上関町の推進という民意を大切にし、併せ国策である電源開発から上関での推進は間違っていなかったと思う。ここに来ていくら想定外といえども安全が脅かされた以上、工事中止はやむをえない。事故の後始末がどう収まるかにかかっている。
藤井 律子 57 自現(2) 当選
 事故で国民が大きな不安を感じる結果となった。国で原因や対策など徹底的な解明がなされることを切望する。


◆光市(定数2-3)
河野 亨 48 自現(1) 当選
事態の推移を注視しつつ、国のエネルギー政策のあり方について慎重に検討することが必要で、安全確保を大前提に立地問題を検証しなければならないし、安全面で納得できる状態になるまでは、工事の再開はできないと思う。
秋野 哲範 50 民現(3) 当選
今回の事故の早期の終息を願い、その後の徹底した原因究明と安全基準の再検討が不可欠。エネルギー政策は国が方向性を明確にすることが第一義であり、根本的な見直しを含めて早期の対応を政府に求めたい。原発建設には安全性の確保と住民理解が大前提と考える。
国弘 秀人 49 無新
上関原発計画は白紙撤回すべき。通常運転中でも周辺の環境に悪影響を及ぼし、事故があれば広範囲が甚大な被害を被る。


【設問】地元選挙区の最大の課題は?(山口新聞 2011.4.6)
◆熊毛郡(定数1-2)
吉井 利行 62 自現(7) 当選
原発をも巻き込んだ今回の震災は、上関町が地元であり最大の課題である。国民の生活と経済活動を持続するためにはベストミックスの維持が必要ではあるが、あってはならない事故が起こった今、国と事業者の責任において事故の徹底究明と検証をすべきであり安全基準の見直しを含めた検証結果が出るまで建設準備工事は当面見合わせるべきである。
成川 正之 47 民新
原子力発電所建設計画」。今後、福島原発事故に対する国の検証作業が行われ、エネルギー政策の在り方が議論されよう。私としては、安全管理の体制をより強化するとともに、原子力発電への依存を減らす方向でエネルギー政策が見直されることを期待したい。上関原発については、その上で、地域の意見も踏まえて建設の是非が判断されることが望ましい。


上関原発30キロ圏 争点に中国新聞 2011.4.7)
柳井市(定数1-4)
松野 利夫 54 無新
「国の検証を踏まえ判断したい。しっかりと情報が公開されるべきだ」と主張する。
河北 洋子 54 民現(1)
「不安の声を国や県に伝え、エネルギー政策の見直しにつなげたい」と強調している。
星出 拓也 30 自新 当選
「事故の収束が第一。国が検証して今後の政策を示さなくてはいけない」との立場を取る。
小中 進 63 無元(1)
「しがらみがある候補は反対と言えない。政治を変え、原発を止める」と建設阻止を訴える。



◆大島郡(定数1-2)
藤本 隆 39 無新
上関原発計画について「見直し」の立場を示していた。選挙戦では「原発の安心、安全神話は崩れた」と反対姿勢を鮮明にしている。5日夜の集会では「原発事故で農漁業は壊滅する。交付金で島を売ることは許されない」と声を張り上げた。
柳居 俊学 61 自現(5) 当選
8項目の公約で原発問題に触れていない。しかし、6日から始めた街頭演説では「厳正、厳格に検証され、国際的にも新たな安全基準が出てくるはずだ」と指摘。「われわれの意思で、慎重に確認しながら事に当たらなければならない」と強調した。


【表記】
◆選挙区(定数 - 立候補者数)
氏名 年齢 党派・現元新(当選回数)